もういやだ、辞めて楽になりたい、いっそのこと。
そんな風に考えたことがある人は少なくないはずです。
時間が解決してくれる、つらい時期が過ぎればまた正常な思考に戻っている、そういった一時的な悩みは、みんな誰しも日々直面している悩みです。
しかし、「もう何か月も同じ悩みを抱えて苦しんでいる」「出口がまったく見えない」「誰にも理解してもらえない」、など、長きにわたり苦しんでいる人、悩みを解決して楽になりたい、自由になりたい、そんな人はぜひ、今回の記事を読んでみてください。
まずは相談してみよう。
楽になりたい、現状がつらいという悩みを持つ人に、まずやってもらいたい事は、周りの人に相談するという事です。
ニュースなどで小学生や中学生がいじめを理由に自殺してしまうという悲しいニュースが報道されることがあります。
彼ら(彼女ら)は、小学生や中学生という幼さゆえに誰にも相談することができずに、または、相談するべき親や先生に適切な対処をしてもらえなかったがために自殺という悲しい選択を選んでしまうケースが多いのだと思います。
まずは、家族、同僚、親戚、友人など、相談できる人に相談してみましょう。
しかし、「そんな事とっくにやっている」、「それでも解決しない」、「周りに相談できる人がいない」という人もいるでしょう。
そういう場合は、悩み事を聞いてくれる相談窓口、もしくは、インターネットで相談を聞いてくれる掲示板等を利用して、悩みを相談してみてください。
そんな物を利用するのは気が引けると思う人もいるかもしれません。
しかし、あなたはまだ悩んでいるのです、辛く苦しい時間を過ごしているのです。
先ほど小中学生の例を出しましたが、残念ながらこれは大人にも言えることだと断言できます。
周囲に相談しても解決できないで、自分の中にため込んでしまっていては、いつか苦痛に耐えられなくなり正常な判断ができなくなってしまうでしょう。
それに、相談窓口やネットの悩み相談などは、あなたの事を知らない人が悩みに答えてくれます。
これはあなたを知らない人が客観的に意見を述べてくれるという事です。
例えば、ブラック企業で働いている人が悩みをもっていて、同じ職場の同僚に相談したとしましょう。
その回答には「みんなそうだから」「もしここであなたがこの仕事を辞めたら」という考えが含まれた回答が返ってくるかもしれません。
しかし、あなたの事を知らない人は、「いや、それは会社がおかしいよ」「だってそれは法律で守られた権利だから」など、あなたの会社のしがらみにとらわれない客観的な回答をしてくれるかもしれません。
悩みを相談することは恥ずかしいことではありません、悩みを相談して楽になりましょう。
悩みを解決するための計画を立てよう。
悩みは人の数だけあります、解決方法もその悩みの数だけあります。
しかし、共通して言えることは、その悩みはいつか解決しなければならないという事です。
今がつらい、楽になりたいと考えている人は、「今」や「過去」のつらい経験をひたすら思い出し、もうそんなつらい思いはしたくないと日々考えて、それが負の連鎖になっているのではないでしょうか。
まずは、今の状況から抜け出すためにはどうしたらいいかを具体的に考えてみましょう。
そうすれば、「今」や「過去」ばかりにとらわれずに、「未来」にむけて前向きに生きていくことができます。
明日は今日と変わらない1日かもしれませんが、1ヶ月後、1年後には今とはもっと違う人生を送れているはずです。
さらに、大きな悩み、つらい悩みを解決したあなたは、人間的にも大きく成長しているはずです。
なぜなら、あなたは計画を立て、それを実行し、達成する事を身をもって体験しているはずだからです。
それは、悩みを解決した後の人生をもより良いものにできる力でもあるのです。
場合によっては法の力を使いましょう。
近年では、ブラック企業、パワハラ、DV、などといった言葉が社会問題として取り上げられています。
これらの問題は、自分が悪いことをした訳でなくても起こりうる問題です。
しかし、その被害者、当事者の方々は、「この会社で働き続けなければ生活が」、「上司の暴言は自分が無能だから」、「旦那が暴力をふるうのは自分のせい」など、被害者意識がないことが多いようです。
断言します、あなたは悪くありません。
ブラック企業の度を過ぎた長時間労働、過重労働、上司の日常的な暴言、セクハラ、旦那の暴力など、これらの問題は全て相手側が悪いのです。
もし、これらの事で悩んでいるなら、もう悩む必要はありません。
今すぐに労働基準監督署、市町村の相談窓口、警察に相談しましょう。
あなたはこれ以上苦しまなければならない立場ではないのです。
裁きを受けるべきは法律を守らない側の人間なのです。
このような「悪」があなたを苦しませ、自分は何も考えずに生きているということは絶対に許されない事なのです。
ここまで書いてもまだ悩んでいる人は一度よく考えてみてください。
このような環境にこれからもずっと身を置いていて、あなたは幸せになれますか?
ブラック企業はこの先もブラックな労働環境で社員を働かせてもいいと考えていることでしょう。
それは、会社が成功して大きくなっても変わらないと思います。
なぜなら、社員から搾取して成功した会社はそれが成功体験となり、その先の経営方針を変えることはできないからです。
正当な報酬や残業手当を支給してもなお、成長できる能力のない会社なのです。
DVに関しても同じことです、あなたが旦那の暴力に耐えた先に明るい未来はあるのでしょうか。
子供のためと考える人もいるかもしれません。
しかしそれは絶対に子供に対しても良いことではありません。
最悪の場合、暴力がトラウマとなり、一生消えない精神疾患を抱えてしまう可能性すらあるのです。
あなたはもうこれ以上悩む必要はありません、適切な場所に相談してはやく楽になることを願っています。
まとめ
- まずは相談してみよう。
- 悩みを解決するための計画を立てよう。
- 場合によっては法の力を使いましょう。
今回の内容が少しでもあなたの今後の人生の手助けになったら幸いです。