このところ巷で「投資」とか「資産形成」とかよく聞くようになったけど僕なんかにはハードル高そうだな〜
「投資」や「資産形成」に関してはまだお主のように「怖い」とか「難しい」と言った印象を持っている人が多いかも知れんのう。
神様!その口ぶりはもしかしてその方面にお詳しいのでございますか?
もちろんじゃ!「凍死」は怖いが「投資」は怖くなんかないんじゃぞ〜
(つまんないけどここは空気を読んで…)
おお!なんと神様はギャグのセンスも天才的なのでございますね!
よくできた若造じゃ、気に入った!
今日は特別に投資初心者にオススメの資産形成法を紹介しちゃうぞい!
皆さんは投資というとどんなイメージでしょうか?
「破産と隣り合わせの怖いもの」
「PC画面と睨めっこで大変」
「お金持ちしかできないもの」
と言ったネガティブなものから
「一攫千金」
「配当金で悠々自適生活」
「自転車で駆け回って株主優待を使いまくる人がいる」
といったポジティブなものまで色々なイメージがあると思います。
恐らく初心者の方ほど上記のような極端なイメージが強いのではないかと思います。
特に最後のやつはかなり偏ったイメージだね。
今回は一般の人たちが始められる資産形成について記事を書いていこうと思います。
もちろん仕事をしながら時間的・精神的負担を増やさずにできるものです。
早いうちから資産形成を始めれば
・嫌な会社から早々に自由になる早期リタイア
・老後は仕事せずとも安心して自由な時間を過ごす
・ひと資産築いたら海外で暮らしてみたい
などといった経済的・時間的自由が手に入るかもしれません。
まずは第一歩を踏み出してみましょう。
何から始めれば良いか?
初心者はそもそも知識がないから何から始めていいかわからないんだよね〜
そんなお主のような初心者はまず、iDeCoやNISAといった国の資産形成後押し制度を利用するのがオススメじゃ!
iDeCoとNISAとは
国の資産形成後押し制度にはiDeCoとNISAがあります。
そしてNISAには「一般NISA」と「つみたてNISA」があります(NISA同士の併用は不可)。
iDeCo | NISA | つみたてNISA | |
対象者 | 20歳以上60歳未満 | 20歳以上 | 20歳以上 |
投資方法 | 積立方式 | 通常買付・積立方式 | 積立方式 |
最大投資可能期間 | 60歳まで | 最長5年 | 最長20年 |
対象商品 | 投資信託、定期預金、保険 | 国内株式、海外株式、投資信託など | 国が定めた基準を満たした投資信託 |
税制優遇 | 積立時、運用時、受取時 | 対象商品にかかる配当金、分配金、売却益 | |
運用資産の出金 | 早くて60歳から | いつでも可能 | |
目的・活用例 | リタイア後の資金作り | 個別株や投資信託の短期売買、保有株の配当金を非課税にしたいとき | 車、住宅の購入資金。将来の子供の教育資金など。 |
iDeCoは年金だから65歳まで引き出せないようになってるんだね。
iDeCoも対象者はぜひやってほしいが勤め先の規約などで一部利用できない人もおる。
そこで今回は誰でも利用可能なつみたてNISAについて解説するぞい。
投資初心者はつみたてNISAがオススメ
・投資商品が厳選されている
・少額から投資可能で、もしもの時はいつでも現金化できる
・税制面での優遇がある
・積立投資である
それぞれ解説しちゃうぞい!
投資商品が厳選されている
投資可能な商品は金融庁の厳しい条件をクリアしたものに限られます。
その対象商品は現在173本。(2020.2現在)
どれを選んでも基本的には安心ですが、初心者はインデックス型と呼ばれる投資信託を選ぶのがオススメです。
インデックス型投信とは簡単にいうと「日本」とか「アメリカ」とか「ヨーロッパ」とかいったある国や地域の株式市場全体に投資することができる商品です。
また、地域を限定せず世界経済全体に投資することのできる商品もあります。
これらは急激に資産を増やすことはできませんがその地域、または世界経済全体の成長の恩恵を確実に享受できる商品となっています。
投資のリスクを抑えるには「分散」が基本となりますので、国・地域・世界などの単位で分散投資ができるインデックス型投信はオススメです。
実際、つみたてNISAで運用できる商品174本のうち148本はインデックス型で金融庁もこちらを勧めていることがわかります。
174本のうち148本て金融庁もかなり露骨だね〜
とりあえずインデックス型を買っとけってことじゃん!
そうじゃ!初心者はまずインデックス型投信を地域の偏りなく買ってみれば間違いないじゃろう。
少額から投資可能で、もしもの時はいつでも現金化できる
でもやっぱり優良な投資信託を分散してればいいと言われても全くの初心者の僕としては投資は不安だな〜
そんな慎重派な人は少額から実際にやってみるみることをオススメするぞい!
つみたてNISAはほとんどのネット証券で月々100円から投資可能です。
月々100円だと年間では1200円。
最大で年40万円(月々33,333円)まで自分の裁量で投資金額を設定することができます。
また、急な出費があった場合には積立期間に関わらずいつでも引き出すことが可能です。
今日購入した投資信託を明日解約してもいいのです。
ただし、資産形成には時間をかけることが大切なので余程のことがない限り簡単には引き出さないようにしましょう。
月々100円なら痛くないな。
ただし、100円じゃ長期で投資しても「資産」と呼べるような大きな額にはならぬぞ。
やはり慣れてきたら早めにある程度まとまった額を投資していくのがオススメじゃ。
少額投資は慣れるまでの練習期間と捉えましょう。
税制面での優遇がある
通常の投資は儲かっても税金が引かれるのじゃ!
いくら引かれるか知っとるか?
消費税が10%だからそれと同じくらいかなー
正解は20.315%じゃ!
ウヒャ〜、消費税の倍超えとるー!!!
しかし、つみたてNISAならこれがなんと0なのじゃ。
10でもなく5でもなく「0」だなんて・・・
凄すぎる。
通常の株や投資信託の売買では儲けが出た場合に20.315%の税金がかかります。
10万円の利益が出ても2万円くらい取られて手元に来るのは8万円。
8万円でも嬉しいですが、できれば全額ほしいですよね。
NISAなら売却益と呼ばれるこの利益に対して税金はかかりません。
なけなしの預金利息からも税金をとっていく国が、投資に対してはこんなにも大盤振る舞いなのです。
100万円の利益なら取られるの20万円です!
サラリーマンたちの1ヶ月の手取りに値するであろう額です。
投資するなら絶対NISAを始めましょう。
④積立投資である
「つみたてNISA」の名前のまんまじゃないか。
まんまじゃがこれが一番重要なんじゃ。
え、どうして?
その理由は積立投資は初期設定さえしてしまえば後は「何もしなくていい」からじゃ!
え〜、何もしなくていいのー
・時間が取られない
・初心者にありがちな失敗を防げる
・精神的に乱れない
時間が取られない
普段の仕事に加えて銘柄分析や株の売買をしていたら時間がいくらあっても足りませんし、
そもそも就業中は売買ができないでしょう。
積立投資はその点、初期設定さえしてしまえば後は毎月や毎週など設定した通りに自動的に買付を行ってくれます。
パソコンを並べてチャートと睨めっこしている必要はないんだね。
例え通信障害があっても停電になっていても勝手に買付してくれるぞ。
僕の家はよく停電するから助かるわ〜
どんなとこに住んでおるんじゃ・・・
海外旅行に行っていても山奥に住んでいても安心です。
例え投資のことなんて忘れて1年過ごしてしまっても、あなたの口座には1年分の資産が立派に積み上がっています。
初心者にありがちな失敗を防げる
「高値づかみ」や「狼狽売り」をしなくて済むのじゃ!
なにそれ?
つみたてNISAは毎月(毎週や毎日などもある)淡々と商品を一定金額買い付けていくというもの。
「ドルコスト平均法」と呼ばれる買付方法です。
初心者は株価が上がったり下がったりすると不安になり、市場に振り回されて売買してしまいがちです。
一般的には株価が上がっている時は焦ってたくさん買いたくなり、株価が下がっている時にはいち早く売りたくなってしまうのです。
株価が上がってくると「自分も利益をさなきゃ」と思って高値で買ってしまいがちです。
下がってくると「損失が膨らむ!早く売りたい」とか「まだ下がるかもしれないから怖くて買えない」
本来は逆で安い時こそたくさん買い、高い時にはあまり買わない方がいいはずなのです。
ドルコスト平均法では毎月一定額を買い付けるので価格が高い時には必然的に買数量が抑えられ、安い時にはたくさん買うと言ったことが自動的にできます。
大きく勝つことはできんが資産を溶かすリスクを抑えるいい方法なのじゃ。
初心者は変にいじらない方法がいいってことだね。
心の安定
投資をしたことがない人でも「バブル崩壊」や「リーマンショック」といった言葉は聞いたことがるでしょう。
最近ではコロナウイルスの影響で世界経済が停滞するのではとの観測から株価が乱高下しています。
こんな時、個別に株を買っている場合などでは自分が保有する銘柄の価値が大きく下落し精神的に不安定になってしまいます。
こういう大きな経済ショックの際に株価が暴落し、破産してしまう人が多く報じられたことで「投資は怖いもの」というイメージがついているのだと思います。
僕も個別銘柄の売買をしていた頃は、暴落時の精神状態がかなりキツかったです。
しかし、積立投資なら暴落時も安心です。
これはあくまで僕個人の実感ですが株価が暴落すると「やばい!株価下がってる。」というより「お!今なら安く買えるぞ!」という意識の方が強くてむしろ喜んでいたりします。
さすがに売却の時期が近くなればこう楽観的にはなれないでしょうが長期的には心を乱さずに資産形成ができます。
ところでデメリットはないの?
想定されるデメリットも説明しておこう。
・元本を割るリスク
・つまらない、地味
・積立金が簡単に引き出せてしまう
①元本を割るリスク
投資なので元本割れのリスクは当然あります。
リーマンショックの年などはほとんどの方が一時的に元本割れしたことでしょう。
そこで投資をやめてしまえば大損でしょう。
しかしその後世界経済は持ち直しています。
今後もそのような経済ショックは起こるでしょうが、そこでしっかり踏ん張って続けていけばきっと資産を増やすことができるでしょう。
②つまらない、地味
基本的に初期設定後は放置です。
なので株価が常に変化する株式市場のダイナミックさを体感することはできないでしょう。
また、リスクを抑えた運用の為よく雑誌で見かけるような「5年で10倍!」なんてこともほぼありません。
ローリスクローリターンで人によってはつまらないと感じるでしょう。
③積立金が簡単に引き出せてしまう
こちらは先述の通りいざという時のメリットでもあるのですが、意思が弱い人にとってはデメリットとなり得ます。
iDeCoの場合は年金なので65歳まで引き出すことができない仕組みです。
しかしNISAはいつでも引き出し自由です。
「車買い換えたいな」
「新しいPCが欲しいな」
「旅行行きたいな」
なんて思った時、iDeCoなら引き出せないので諦めるところを「あ!NISA口座にお金あるじゃん!」てなってしまう可能性があります。
積立投資は時間を味方につけて資産を増やしていくものです。
「自分が決めた期間までは引き出さないぞ」という強い意志を持って行いましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は資産形成の第一歩としてつみたてNISAの概要を解説してみました。
この記事を読んでつみたてNISAに興味を持った方がいてくれたとしたら
「実際にどうやればいいの?」
「こんな簡単なやり方で本当に資産が増えるの?」
「iDeCoについても知りたい」
といった疑問や考えが浮かんでいることと思います。
具体的な運用や想定される運用成績などについては分量が多くなってしまうのでまた別の機会に記事にしてみたいと思います。