きえー!うおりゃー!!くらえー!!!
ど、どうしたのじゃ?そんなに荒々しい声をだして
ゴ、ゴ、ゴキブリが出たんだよ!
お、おぉ、ゴキブリか
昨日も駆除したのに今日もまた出てきたんだよ!
まあ、1匹や2匹駆除したところであまり意味はないからの
じゃあ、どうすればいいの?毎日こんな闘いをしなきゃいけないの?
ならば、まずはゴキブリを家に侵入させないことからじゃな
どうすればいいの!?どうか教えてください!!
わ、わかったから!教えてあげるから!
あなたは今までの人生で何回ゴキブリに遭遇してしまいましたか?
1匹見れば100匹はいるといわれるゴキブリ。
寒いところでは活動できないと言われるのに私たち人間が作った暖房器具の恩恵を存分に受けて今や1年中見かけるようになってしまいました。
中には、特に多くの女性の方は”見るのもイヤだ!”という考えではないでしょうか。
今回はその”黒い悪魔”ゴキブリを家の中から排除するための方法をお伝えしようと思います。
これを見ればあなたもゴキブリのストレスから解放された生活を送れるようになるでしょう。
ゴキブリの侵入経路をすべて塞ぐ
家の中でみかけるゴキブリのほぼ100%が外から侵入してきたゴキブリです。
ということは、裏を返せば侵入経路を特定しそれらをすべて塞ぐことができれば家の中でゴキブリをみかけることはなくなるということです。
そこで、一戸建てとアパートやマンションの侵入経路から危険度の高いもの順にランキング形式で発表した上で、それぞれの対策も合わせて紹介していこうと思います。
それでは、いきますよ!
1位 ベランダ
アパートやマンションに限って言えば、ベランダは一番外とつながっている面積が広いですよね。
一戸建てでもベランダに面した窓はかなり大きいですよね。
しかも、換気をするとなれば真っ先に開けるのがベランダに面した窓ではないでしょうか?
3階までの低層階では直接飛んできたり、4階以上の上層階でも壁を伝ったりなどしてプランターや一時保管で置いてあるゴミ、干してある洗濯物などに潜み、窓が開いたところでサッと侵入!
開かなくてもほんの少しのスキマがあればここぞとばかりに侵入してきます。
基本的な対策としてゴキブリの嫌がるニオイをまき、それでも来るゴキブリには毒エサなどの駆除剤で侵入される前に退治しましょう。
趣味で植木やちょっとした家庭菜園などされている方は一緒にゴキブリの嫌がるニオイのハーブ(セリ科のセロリ、キャラウェイ、クミンなど)を育ててみてはいかがでしょうか。
普通に植木やプランターなどゴキブリの住処になりそうなものがある場合、底にスキマのないものを使用してください。(避難場所になったり、巣をつくられたりするので)
そして、肥料など袋状のものがあればしっかりと封をし道具などが置いてあれば整理してなるべくゴキブリが入り込むスキマを与えないようにしましょう。
2位 玄関と窓
玄関は人が出入りをするところなので開くことがしょっちゅうあると思います。
閉まっていてもよく見るとスキマが空いていたり、郵便受けがあるようなドアならそのスキマも十分な侵入口です。
開いてるときはとても広く、閉まったとしてもスキマから入りたい放題!
そんな感じです。
一戸建てだと換気の際に玄関を開け放っていることもあると思われます。
私の家でも換気をするときには玄関を一日中全開放していることがあります。
もう「入ってください」と言わんばかりですね(笑)
窓も、開けていたとしても網戸があるから大丈夫と思っていませんか?
網戸も通気性のためのものなので、密閉度は低いものが多いように思われます。
なので、人が気にならない程度でもゴキブリからすれば閉まっていないようなものです。
対策としては、玄関にも専用の網戸をつけましょう。そして、玄関も窓もスキマテープなどで小さなスキマを塞いでください。
そうして、ベランダのところでも言いましたが基本的には、ゴキブリの嫌がるニオイをまく、嫌がるハーブを置く、または網戸なので殺虫スプレーを吹き付けてもいいかもしれません。
近くに毒エサなどの駆除剤を置くことも忘れないようにしましょう。
3位 換気扇や通風口
換気扇や通風口も外とつながる出入り口の一つです。
特に一戸建ての場合、家の土台となる基礎に床下を湿気から守り、床板や柱をカビなどで傷まないようにするために通風口がついています。
同じように、屋根裏にも屋根部分が傷むのを防ぐための通風口があります。
そこから、床下や天井裏に入り込み、巣をつくり、床板、天井板のスキマを通って家の中に侵入してきます。
さらに、エアコンの室外機やホースもゴキブリの侵入口となりますので対策をしましょう。
換気扇は可能であれば24時間つけっぱなしにしておくことで侵入を防げます。
無理な場合は網目の細かいフィルターなどで入れないように塞いでおきましょう。
使っていない通風口であれば完全に塞いでしまえば大丈夫なのですが、床下や屋根裏の通風口は塞ぐことができないので、床下はやはり網目の細かいフィルターをつけ、近くに駆除剤を置くようにします。
屋根裏の通風口は外からフィルターをつけるとなると大変危ないですので、天井板のスキマをすべて塞いで侵入できないようにしてください。
屋根裏に入れるようなら駆除剤を置いておきましょう。
エアコンは使ってない時期にゴキブリへ侵入のチャンスを与えることになります。
なので、使わない時期は室外機にカバーをつけ、テープなどでスキマを塞いでおきましょう。
その際、カバーはできるなら透明のものを使用してください。
黒とかだと暗く、温まりやすいのでゴキブリにとって巣をつくりやすい状況になってしまいますので注意しましょう。
放水用ホースは水が流れれば問題ないので先っぽに使い古したストッキングなどを輪ゴムかテープでスキマなく固定できれば大丈夫です。
そして、最後にエアコンから伸びているホースを室外に出す穴を見てみましょう。
ここにスキマがあることが多いので、スキマがあった場合は、パテなどで外側はもちろん、内側も塞ぐようにしてください。
そうしておくことで壁の中にゴキブリのみならず、他の虫が入って巣をつくられることを防ぐことができます。
4位 配管
配管は一戸建てとアパートやマンション共通の以外に見落としがちな侵入経路です。
普段、水が流れていくところなのでそこを逆走してくるという発想に結びつきづらいからです。
しかし、日中は水が流れることが多いですが、夜になるとほとんど水が流れず、ゴキブリにとっては家の中までの道が作ってあるようなものです。
配管で気をつけたいところは
・洗濯機の排水管
・キッチン、シンクの排水管
・お風呂場の排水管
・洗面台の排水管
・トイレの排水管
といったところです。
基本的には排水口のフタ部分に網目の細かいネットをつけたり、使い古したストッキングを被せることで問題ないのですが、キッチンは生ゴミなどゴキブリのエサとなるものが多く、そのニオイにつられて侵入してくるので特に注意が必要です。
なので、シンクの排水口にはネットだけでなく寝る前には専用のフタをつけて寝るようにしましょう。
トイレや洗面台は大抵S字パイプになっていて安心しがちですが、少し水が溜まっている程度なら潜って通過してしまいます。
洗面台なら排水口にネットをつければ防げるのですが、トイレはそういうわけにはいきません。
できる対策としては、排水管をいつも清潔に保っておき、近くに駆除剤を置いておくといったところです。
また、一戸建ての場合、排水管の出口がどこに出てるかわかれば、その近くに外用の駆除剤を置いておきましょう。
それと、排水管を通している穴の部分にスキマがないかもチェックしておき、あるようならばテープやパテなどでしっかりと塞いでおきましょう。
5位 洗濯物や帰宅時の衣服など
外に干していた洗濯物や、外出先から帰宅したときなどゴキブリがくっついたまま家の中へ持ち込んでしまうといったこともあります。
他には、新聞やチラシ、郵便物などにもついたまま気づかず家の中へ持ち込んでしまうケースもありますので注意しましょう。
洗濯物を取り込む際や、帰宅時などはいったん全体をはたくなどしてから入るようにして持ち込まないことを心掛けましょう。
家の中のゴキブリを駆除する
すべての侵入経路を塞ぎ、新たにゴキブリが入ってくる心配はなくなりましたが、まだ終わりではありません!
その前から家の中にいるであろうゴキブリを退治してこそ真のゴキブリのいない家となるのです。
と、いうことで次はゴキブリの駆除についてその方法を紹介していこうと思います。
家の中の潜んでいそうな場所を特定する
まずは、家の中をすみずみまで見て回りゴキブリが好みそうな場所を特定していきます。
ゴキブリは暗く、狭く、暖かい場所を好みますのでそういった場所を見つけましょう。
例えば、家具の下や後ろ、冷蔵庫など普段動かすことのない大型家電の下、注意して見なければ見落としてしまうくらいのスキマなど3つの条件のうち1つでも当てはまれば怪しいと思いチェックしていきます。
特定した場所の周辺に駆除剤を置く
場所の特定ができたら次はその周辺に置き型の駆除剤を1か所につき2~3個ずつ置いていきます。
スプレータイプの駆除剤では固体に対しての即効性はあるのですが卵も含めた巣ごと駆除するのに根本的な解決にはなりません。
置き型の駆除剤は3~6ヶ月ほど効果が持続するので長期的にすべてのゴキブリを巣ごと駆除していくのに向いています。
1つ注意点ですが置き型の駆除剤を選ぶ際、成分に「フィプロニル」を含んだものを選ぶようにしてください。
フィプロニルの特徴が卵を持ったメスのゴキブリとその卵の両方に効果を発揮するので巣ごと駆除するのに適しているからです。
また、効果が出るまでに時間がかかるため駆除剤を食べたゴキブリが巣に戻って死ぬことで、そのフンや死骸を他のゴキブリが食べ連鎖的にすべてのゴキブリを駆除することができます。
駆除剤を置く周辺はきれいに掃除し他にゴキブリのエサになりそうなものを残さないようにすることで効率よく駆除剤へとゴキブリを誘うことができます。
ゴキブリの駆除業者へ依頼する
上にあげた方法をゴキブリを見たくないので自分ではできない、またはめんどくさいという方はプロの駆除業者に依頼してはどうでしょうか。
業者へ依頼するメリットとして次のようなことがあります。
・自分では見落としてしまうようなところもすべてみつけて塞いでくれる
・ゴキブリに対する不安がなくなる
・消毒や清掃までしてもらえる
・自分は何もしなくてすむ
それとだいたいの相場としては以下の通りです。
1R・1K | 12,000円~14,000円 |
1DK・2K | 13,000円~18,000円 |
1LDK・2DK | 15,000円~19,000円 |
2LDK・3K・3DK | 21,000円~25,000円 |
3LDK・4K・4DK | 25,000円~30,000円 |
4LDK | 30,000円~31,000円 |
お金はかかりますが手段の1つとして考えておいてもいいかと思います。
ゴキブリがいない状態を保つためにすること
侵入経路をすべて塞ぎ、家の中にいたゴキブリの駆除に成功したことでようやく真の平和が訪れました。(笑)
しかし、油断してはいけません。ゴキブリは虎視眈々とあなたの家への侵入を試みています。
そこで、普段から少し気をつけるだけでゴキブリを寄せ付けない状態をキープできるようになります。
普段から家の中を清潔にしておこう
ゴキブリはホントに何でも食べます。
落ちた食べカスはもちろん、ホコリや髪の毛、小さなゴミなどあらゆるものを食べて生き延びていきます。
なので、普段から掃除をすることを心掛けエサになるようなものを極力残さないようにしましょう。
ニオイの対策もしっかりしよう
生ゴミや食べ残しなどを放置していたら、そのニオイに誘われてゴキブリが侵入を試みるようになります。
生ゴミはすぐに片づけ、ゴミ箱もニオイが漏れないようなしっかりとしたフタつきのものを使うようにしましょう。
食材などはできるだけ冷蔵庫に保管し、入らないものや冷蔵庫に入れれないようなものはしっかりと密閉して保管しましょう。
いらないダンボールなどは処分しよう
ダンボールはゴキブリにとって最高の住処になります。
適度なスキマ、高い保温性など卵を育てるのに最適な環境なのです。
もし、不意にゴキブリが入り込んだときにダンボールが置いてあるとすぐスキマに逃げ込み瞬く間に繁殖してしまうかもしれないので、いらないダンボールがあれば今すぐ処分するようにしてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ゴキブリを侵入させないようにするって結構大変かもしれません。
ただ、”ゴキブリが出たから駆除”ではすでに大繁殖をされてしまった後なので永遠に闘いは終わりません(笑)
一度やりきってしまえば後は定期的に対策箇所を点検していくだけなので最初だけでも頑張ってみてくださいね。
では、この記事がゴキブリのいない平和な暮らしを手に入れるための参考になったなら幸いです。