テレビの中で輝いている芸能人たち。
かっこいい!私もあんな風になりたい!と思ったことありませんか?
私もなれるものならなってみたいとずっと思っていました。

でも最近、芸能人をやめる芸能人、意外と多いと思いませんか?

去り際のステージにマイクを置いた山口百恵さんは有名ですよね。
最近では安室奈美恵さん、堀北真希さん、嗣永桃子さん、清水富美加さん。

ゆーじゆーじ

キャーキャー言われてうらやましいのに…それなのになんでやめるんだろうね?

自由の神自由の神

有名になるということは不自由になるということじゃ

ゆーじゆーじ

どういうこと?

自由の神自由の神

みんなに常に見られているということじゃよ

天気の良い日には散歩をしたり家族と遊ぶ。好きな人と食べたいものを食べに行く。

そんな私たちの普通の生活ができないのが芸能人です。

最近ではSNSの普及により、週刊誌の記者だけでなく一般人からも常にカメラを向けられるようになりました。

今も誰かが自分にカメラを向けているかもしれない…

想像を絶するストレスですよね。

そんな芸能人という仕事について、ちょっと深堀りしてみましょう!

芸能人のメリット・デメリット

芸能人のメリット

・テレビに出られる
・高収入が期待できる
・自己顕示欲が満たされる

自己顕示欲とは…周囲の人々から注目され、自分を見てほしいという欲求。

芸能人のデメリット

・働き方が不規則
・収入が安定しない
・自己顕示欲の強い人の集まりなので競争が激しい
・プライバシーがない
・家族や親族への影響

・常に見られているという精神的負担

これらのデメリットの中でも負担が大きいのが「プライバシーがない」ことです。

なぜ芸能人にプライバシーはないの?

そもそもプライバシーの侵害とは?

実は法律上は「プライバシー権」という権利規定はありません。


第十三条  すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。               引用:日本国憲法
日本国憲法においては、第一三条の「生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利」がプライバシー権の法的根拠となっています。
さらに民法709条において、このプライバシーの侵害が「不当行為」になると記してあります。反対に、プライバシー権と拮抗する権利が「表現の自由」です。
憲法二十一条の「言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」が法的根拠となります。

報道機関はこの権利を主張していますよね。そして我々にも「知る権利」があります。

第二十一条  集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する
○2  検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。
                          引用:日本国憲法

「表現の自由」によって国民の「プライバシー情報」が開示されないように、このプライバシーの権利が我々を守ってくれているのです。

プライバシー情報とは?
・前科、過去の犯罪歴
・疾病
・身体的特徴
・指紋
・日常行為、行動、住所
・身分行為(結婚や離婚)
・犯罪捜査としての情報

しかしこれらの「プライバシー情報」が報じられても、プライバシーの侵害が認められない場合が存在します。それは下記のような場合です。

  • 本人が承諾している場合
  • 「公人」や「公的なこと」に関して
  • 情報の開示に正当な理由がある場合
                   参考:みずほ中央法律事務所 公式HPより

「公人」は議員や公務員など公職についている人を指しますが、芸能人や有名スポーツ選手など、一般的に有名人と言われる人に関しては、同じくプライバシー権侵害が否定される傾向にあります。

理由は、有名人のプライベートに世間が興味を持つことは自然な流れであり想定内であるため、許容される事例が多いといわれています。
このように、厳密には「公人」ではないものの、同じ扱いを受ける芸能人にはプライバシー権がないようなものなのです。

芸能人側としても、週刊誌に取り上げられることは宣伝にもつながるため、
プライベートな隠し撮り記事にもプライバシーの侵害として訴えるケースは少ないという背景もあります。
ゆーじゆーじ

うーん…芸能人って大変だね…

自由の神自由の神

華やかな世界に見えるが、その代償は大きいかもしれんの

まとめ

人間はほしいものも手に入れてしまうと満足する生き物です。

そして何かを得た時、失ったものの意義に気づきます。

芸能人の場合は、名誉や高収入を手に入れ、自己顕示欲を満たしてくれる代償に

私生活の自由を失います。

昨今は芸能界も飽和状態となり、SNSでファンとの距離を近くすることで差別化をはかり人気を高めるやり方が主流です。

皮肉にもそのSNSというツールが芸能人自身をさらなる不自由へと追いやっているのです。

芸能人の引退が、我々の過ごしている普通の生活がいかに自由かを考えさせてくれます。